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大河ドラマ「篤姫」が大好きな娘、テレビを見ながら「じょうらくってなーに?」「ようしってなーに?」「おはものってなーに」という具合にいつも質問してくる。言葉の意味くらいなら、その場で簡単に答えられるが、江戸時代末期の時代背景、役職と役割、当時の風俗習慣、家族関係、女性の社会的立場などが絡んでくると、これを簡単な言葉で説明するのは至難の業である。そのようなわけで、子供向けの篤姫の本を探していたところ、旅行先で寺尾美保『みんなの篤姫』(尚古集成館、2008)を見つけた。
ほとんどルビ付きで、歴史的な事柄の解説ばかりでなく、歴史を調査する方法、歴史の研究とはどういうものかといったことを、分かりやすく丁寧に、子供にも分かるように説明してくれている。説明は簡単な言葉を使ってはいても、大人も十分勉強になるし、啓発される内容となっているのが素晴らしい。
小学一年生の娘、いままではNHKのガイドブックを眺めていたが、この本は自分で読んで篤姫のことが分かるのが楽しいらしい。娘にとってもいい本と巡り会えて本当によかった。
読んだ本:寺尾美保『みんなの篤姫』(尚古集成館、2008)
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