映画『レッド・クリフPart.1』見てきました
2008-12-05


日頃、映画はDVDで見ている私も、『レッド・クリフ』は大画面で見たくて、友人3人と共に映画館へ行って参りました。時代劇にしては、言葉も分かりやすく、私も知っている俳優さんがたくさん出ていたので、そういう意味でも楽しめました。

 とにかく豪華なキャストでした。映画『レッド・クリフ』の主役梁朝偉(トニー・レオン)、去年の映画『ラスト・コーション』では特務機関のボスというあまりに冷たい人すぎて怖い役でしたから、妻を愛していて大事にしたり子どもの笛を直したりする優しい人柄のこちらの方が断然いいです。周喩は、音曲と知略に優れた美男だったそうです。でも『三国志演義』では心が狭い人で、諸葛亮孔明に対してもあんなに心を開いている感じではなかったと思います。諸葛亮孔明と周喩が早い内から気が合って共に曹操に当たるのは、すごく違うし…金城武の諸葛亮孔明と知略を競うのはこれからなのでしょうね。その部分が抜けたらおもしろくないですものね。

 それから、モンゴル族のバーサンジャブがやった関羽、赤い顔に立派な髭は中国人のイメージするところの「関公」そのものでした。

 女優さんも素敵でした。趙薇(ヴィッキー・チャオ)演じる孫権の妹・孫尚香、なかなかチャーミングで、おてんばで彼女の当たり役『還珠格格』を思い出させる活躍ぶりでした。そういえば孫尚香という名前、これは京劇の名前で、『三国志演義』では孫仁、正史では孫夫人と記載されているそうです。孫夫人は後に政略結婚で30歳も年の離れた劉備に嫁ぎます。

 林志玲(リン・チーリン)の小喬はとにかくきれいでした。この役はなにしろ絶世の美女でなくてはつとまりません。小喬については、よく知らなかったのですが、調べてみたら小喬には大喬という姉がいて、「江東の二喬」と言われた有名な美人姉妹だということが分かりました。天下に名だたる美女、というのも権力者に狙われたり、幸せとはいえないですね。『三国志演義』の赤壁の戦いの見どころの一つは、諸葛亮孔明と周喩の知略戦ですが、特に諸葛亮孔明が、周喩に妻・小喬をその美貌故に曹操が狙っていると上手くそそのかして戦いへと向わせるところの駆け引きです。(小喬は『三国志演義』での名前、正史では「小橋」、周喩の妻、としか記載がないそうです)

 自分の中の『三国志演義』とは違っていて違和感があったけれど、映画『レッド・クリフ』という別の物語として見ればとてもよかったです。ただ、戦いの場面が多く、リアルで残酷なので、大人向けだと思います。『レッド・クリフPart.2』の公開が待ち遠しいです。

見た映画:『レッド・クリフPart.1』

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