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先日、娘が通っていた幼稚園のバザーに行って、日めくりを買ってきた。女子パウロ会発行の晴佐久昌英（はれさくまさひで）「あなたに会えて」である。小さくて可愛い絵、そしてたった二行の言葉がとても素敵なのだ。

　「あなたが生まれた日　空いっぱいの天使がうたった」「あなたがそこにいて　わたしがここにいるふしぎ」「思いきり泣いて　少しほほえんで　あとはゆっくり休んで」「そこにいてもいいよ　ずっといてもいいよ」「あなたに会えて　わたしになれた」こんな言葉に心を癒されている。

　これを勧めてくれたのは幼稚園の理事長先生。行事のたびに、いいお話を聞かせてくださった。特に娘が卒園するときの理事長先生のお話もとても印象に残っている。それはこんな話だった。

　ある画家が天使を描く為のモデルを探していた。ちょうどいい優しい顔の青年を見つけてモデルになってもらい家のアトリエで絵を描いた。それから十年たって、こんどは悪魔を描くためのモデルを探していた。ちょうどいい怖い顔の男を見つけモデルになって貰い家のアトリエで絵を描いた。モデルの男が言った。「私は十年前、ここでモデルになったことがあります。」十年前天使のモデルになった青年は、悪行を積み重ねる内に悪魔のような顔になっていたのである。

　そういえば、この日めくりを見ていると、まるで理事長先生のお話を聞いているような気分になる。それで勧めてくださったのかしら？

おすすめ：日めくり　「あなたに会えて」（女子パウロ会）女子パウロ会HP（　[URL]　）でも販売しています。

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