りんごろうそく――アドヴェントガーデンに参加しました
2008-11-29


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アドヴェントガーデンを知っていますか。1925年にスイスのドルナッハにある治療教育の施設で始まり、世界中のヴァルドルフ学校(シュタイナー教育の学校)で行われているクリスマスを待つ行事(正確にはアドヴェントの前に行う行事)です。その行事に母娘で参加してみました。

 まずはお手伝いから。アドヴェントガーデンで使うというりんごを、せっせと磨きました。ぴかぴかになるまで。このりんご、芯をくりぬいて、ろうそくを立て、ヒイラギの葉っぱをつけてりんごろうそくになります。作業をしながら、アドヴェントガーデンという行事についてお話を聞きました。 そしてワクワクしながら、その日を待ちました。

 アドヴェントガーデン当日、部屋に入るとほぼ真っ暗です。もみの木やトウヒの枝を使って大きなスパイラル(渦巻き)を作り、そのスパイラルの中心に大きなろうそくの台が立てられています。このスパイラルは具体的には森を抽象的には生命や人生を象徴しているようです。森の行く手にある火が大きなろうそくの台です。このスパイラルに写真のようなろうそくを立てたりんごを子どもの数だけ置いていきます。ろうそくを立てたりんごを置く場所には金色のお星様がおいてあり、子どもは好きなところに置くことが出来ます。

 子ども達もいるけれど、とても静かです。ほのかに木と葉っぱが香ります。そしてライアー(竪琴のような楽器)の奏でる静かな音楽…。詩の朗読、その後、小さな蝋燭から、スパイラルの中心の大きな蝋燭へと火が灯されます。そして子どもが一人ずつ、りんごろうそくを天使から渡されて、これを持ってスパイラルの中に入っていき、中心にある大きなろうそくで火を灯し、好きなところにりんごをおいてから、戻ってきます。

 娘もリンゴろうそくを受け取り、緊張した面持ちでスパイラルの中に入っていき、火を灯すと、渦の中心の方にりんごろうそくを置いて、大きな仕事を終えたような充実した顔で戻ってきました。子どもが行くたびに、暗かった部屋が温かいろうそくの光に包まれていきます。不思議な体験でした。

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